top of page
  • 執筆者の写真フルーツサンド

町で気軽にお寺体験⁉ 現代の駆け込み寺「寺カフェ代官山」へ行ってみた

更新日:2023年6月5日


寺カフェ代官山の店内

皆さま、「寺カフェ」ってご存じですか?

いろいろな形態はありますが、基本的にはお寺とカフェが融合したものです。


実際にはどんなことができるのか、ちょっと興味が沸きますよね……?

今回は、お寺を身近に感じてもらうために街へ出た〉をコンセプトにしている「寺カフェ代官山」に行ってみました!



東急東横線・代官山駅から徒歩2分。

駒沢通りに面した地に「寺カフェ代官山」はあります!

駒沢通りに建つ寺カフェ代官山の外観

一見、普通のカフェですが、店内には仏旗がかかっていて「寺」っぽさもチラホラ……。ちょっと入るのに戸惑ってしまいます(笑)。



今日は「お坊さんと語ろう」「はじめての写経」の2つを体験する予定ですが、まずはカフェで腹ごしらえ!

寺カフェ代官山のメニュー

定食から丼もの、スイーツなどバラエティに富んだメニューがズラリと並びます



あれもこれも食べてみたいので迷ってしまいますが、今回はブッダボウル/税込1,080円」と「寺ミス(ティラミス)パフェ/税込890円」の2つを選びました。

寺カフェ代官山のブッダボウルと寺ミス(ティラミス)パフェ

左/雑穀ご飯の上に野菜やタンパク質をたっぷり使ったお惣菜、ナッツなどを乗せた「ブッダボウル」

右/和洋折衷なスイーツのハーモニーを楽しめる「寺ミス(ティラミス)パフェ」



「ブッダボウル」はしっかりとした味付けなので、ご飯が進みます。

野菜を使ったいろいろなお惣菜が一度に楽しめるのはうれしいところ!


ペロリと平らげ、すっかりお腹いっぱいになりましたが、スイーツは別腹。

遊び心のあるネーミングの「寺ミス(ティラミス)パフェ」は、黒糖ゼリーに小倉粒あん、ティラミスケーキ、黒蜜アイスが乗ったボリューミーなパフェ。

甘いものを食べると幸せな気持ちになります……。




次は「お坊さんと語ろう」です。

今回は女性僧侶・山口依乗(えじょう)さんが話を聞いてくれました。


最近、仕事でもプライベートでもちょっとしたことでイラッとしてしまう……。

「怒り」は誰にでもある感情ですが、それに振り回されてしまうのはイヤですよね。

なので、「怒り」を感じたときにどのように考えたらいいのかを聞いてみました。

寺カフェ代官山の女性僧侶

「怒りを感じることは誰にでもあるもの。そんなときは『あら、怒っているわね』と自分を客観的に見つめてみるの。そしてあるがままを受け入れる」



山口僧侶は仏教の教えを元にして、相談者がどう考えたらいいかをアドバイスしてくれます。お話を聞いているうちに、なんだか穏やかな気分になってきました……。



何かあったときに、気軽に話せる場所があるっていいですね。






優しい微笑みと穏やかな語り口……

それだけでも癒やされます



最後は「はじめての写経」に挑戦。

写経と聞くと難しそうな印象を受けますが、必要な道具はすべて用意してくれています

僧侶から写経について説明を受ける様子

今回書くのは、「仏説無量寿経」という経典で、お釈迦様の教えが説かれているもの。お手本を写していくだけなので簡単です



筆を持つなんて何年ぶりだろう。

墨の香りに包まれながら、自然と意識が筆先に集中していきます……。

仏説無量寿経というお釈迦様の教えを写経

これだけ書いてもまだ半分……。お手本を見ながらじっくりと取り組みます




書き終えて時計を見たら、あっという間に1時間半経っていました。

ひとつのことをこんなに集中してやるのは久しぶり!

「書く瞑想」ともいわれる写経、やっぱり侮れないですね。


最後に、山口僧侶と一緒に写経中の心の動きを振り返ります。

こうやって、自分の心を見つめ返していくことが大切なのだそう。



すべての体験を終えて……なんだか気分がスッキリしました。

「寺カフェ代官山」は川崎市にある「生田山信行寺」(浄土真宗本願寺派)が開いたカフェですが、宗教・宗派は問わず、誰でもウエルカムだそうです。



ちょっと気持ちが疲れたとき、お寺での体験に触れてみたいとき、ヘルシーな食事やスイーツを食べたいとき……立ち寄ってみてはいかがですか。





《取材協力:寺カフェ代官山》

所在地:〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1丁目33-15 EN代官山ビル 1F

電話:03-6455-3276


(情報は2023年2月2日現在)

閲覧数:23回0件のコメント

Comentários


bottom of page