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本場台湾に存在せず日本で進化を続ける「台湾○○」

更新日:2023年4月19日


にぎやかな台湾の屋台(イメージ)


日本から飛行機で約3時間、日本人に人気の旅行先・台湾。日本でも知られるようになった小籠包やマンゴーアイスなど、バラエティ豊かなグルメ天国です。


しかし、そんな美食の国・台湾に存在せず、日本で生まれ、かつ進化を続けているのが

「台湾○○」

その中で最もメジャーになったのが「台湾ラーメンでしょう。


台湾ラーメンとはひき肉やにんにく、ニラ、唐辛子などを炒めて醤油ラーメンに加えたピリ辛な麺料理のこと。“台湾”と冠していますが、純粋に日本生まれ日本育ちの一品。約30年前、名古屋の中華料理店『味仙』の二代目店主が故郷・台湾の麺料理をアレンジして出したのが始まりとされています。


当初は地元でのみ食べられる料理でしたが、独特のピリ辛感がクセになるようで「名古屋めし」ブームで人気を博し、今や東京などにも進出。インスタント麺も発売されるなど多くの人に知られるようになりました。

実際に食べたことがある方もいるのではないでしょうか。


台湾ラーメンのイメージ。たっぷり乗ったひき肉とニラ、唐辛子が味の決め手



そんな台湾ラーメンですが進化は続き、現在、多くの「台湾○○」が発生しています。

そのひとつが「台湾まぜそば」

豆板醤などで辛味を効かせた豚ひき肉「台湾ミンチ」をのせた汁なし麺のことで、こちらも台湾ラーメン同様にんにくが効いたガツンとパンチのある料理です。






台湾ラーメンから派生した「台湾まぜそば」(イメージ)



そして「台湾カレー」なるものも登場。

こちらは台湾まぜそばを考案した店が生み出した新感覚のカレーライス。 台湾まぜそばにも使用している台湾ミンチと卵黄が味の決め手で、カレーのスパイスとはまた違った刺激的な辛さにやみ付きになる人も多いとか。



さらに変わり種としては、名古屋めしのひとつとして知られる「あんかけスパゲティ」の人気店が出した「台湾まぜスパ」

そもそも「あんかけスパ」とは通常のスパゲティとは異なり、胡椒の効いた独特のピリ辛ソースを太目のパスタにかけて食べるもの。そのピリ辛ソース×台湾ミンチが合わさったのが「台湾まぜスパ」。






名古屋名物の「あんかけスパ」(「台湾まぜスパ」ではありません)



当初は期間限定予定でしたが、人気のため通年メニューとして販売することになったそうです。ほかにも「台湾焼きそば」や「台湾チャーハン」などもあり、台湾パワー、恐るべし!


 

台湾にない日本オリジナルの「台湾○○」。

この名古屋生まれの“台湾”が日本を席巻する日も遠くないかもしれません。

しかし、どんな料理もやはり本場が一番!コロナが落ち着いたら本場・台湾の美食めぐりはもちろん、台湾○○発祥の地である名古屋で、本家本元の台湾ラーメンもぜひ味わってください。




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