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  • 執筆者の写真雑草

私の「おうち時間」~じっくり、ていねいが秘訣。私だけの梅仕事

更新日:2023年6月5日



いつも行く近所のスーパーでふと目にとまったのは「青い梅の実」と「氷砂糖1㎏」。

そしてその近くには、使用目的は漬ける以外にないであろうよく見る「赤い蓋の瓶」。

――これが、私と梅シロップ作りの出会いでした。


……そう書けば何かステキな物語でも始まりそうですが、実際はそんなにドラマチックなことではなく、おうち時間が増えたせっかくの機会に「やりたかったことをやってみよう!」と思い立った、しがない一スタッフの出来事です。


もともと梅が好きな私。かねてより梅シロップ作りに興味はあったのですが、なかなか踏み出せず作るに至っていませんでした。


そんな時、スーパーで出会った“青梅”と“氷砂糖”、そして“瓶”。

ここまで完璧なセットで売られてしまっては……これはもう買うしかない!


まんまとスーパーの策略にはまり一式を購入した私。

レジのおばさまもきっとニヤリとしたことでしょう。


何かを始めたいときにスーパーで手軽に材料が揃うとやる気もでますよね!



さまざまなサイトを練り歩き、初心者の私でもできそうな手順を書き留めて、いざ作業スタート!ほんのり漂う梅の香りに「うわぁ~私、梅仕事してる~」と良い気になるのも束の間、下準備の繊細さにさっそく無言に。


傷つけないように、水気を残さないように、雑菌を残さないように。

1つ1つの作業に丁寧さが求められるため、梅仕事が“ていねいな暮らし”のひとつとして扱われる理由にも納得です。



下準備も済み、青梅と氷砂糖を交互に瓶へ詰めれば、あとは自然と氷砂糖が溶け出すのを待つのみ。冷暗所に置き、1日1回は瓶を揺すってシロップを梅全体に行き渡らせます。日に日に氷砂糖が溶け出して嵩(かさ)を増すように、私の楽しみもまた日に日に増すばかり。


6日ほど経った頃、ついに氷砂糖は完全に溶けて、(形だけですが)梅シロップがお目見え!

そこからさらに時間を置き、梅の香りや味を引き立たせます。初めは透明だったシロップも梅のエキスで徐々に色づいていく。こんな変化を楽しめるのも梅仕事の味わい深さかもしれませんね。


左から「漬け始め」「氷砂糖が解け始めてきた2日目」「梅の色が変わってきた4日目」「6日目で氷砂糖が液体に」


そして漬け始めてから約1カ月。ついに人生初の梅シロップが完成!梅の実を取り出し、うっすらと黄金色に輝くシロップを眺めて思わずうっとり。透明だった頃のシロップを思えば「立派になって……(泣)」と、まるで我が子のような愛着がわいてきます。


ぼかしのせいで怪しい飲み物みたいになっていますが、喜び溢れる自分の字が恥ずかしすぎて消しただけです……


さっそく炭酸水で割って飲んでみると「……あれ?ほんのり梅香る砂糖水の炭酸割?」

思っていた梅シロップとは少し違う味わいでちょっぴり残念な気持ちに。梅の実が腐る前に取り出したのですが、やっぱり初めてはうまくいかないのか……



しかし、実はそのあと日を増すごとにしっかり梅の風味が効いてきたんです!

じっくり時間を重ねることでおいしさが深まるなんて……やっぱり愛おしい子!!


取り出した梅の実は、これまた人生初の梅ジャムに作り替え、ヨーグルトやパンと一緒に楽しみました。甘みだけではなく、なぜか苦みもありましたが、これはこれで「大人の味」ということでおいしかったです!



最初から最後まで「じっくり、ていねい」がおいしさの鍵を握る梅シロップ作り。

年に一回、季節を感じる行事として、家族みんなで楽しむのも素敵ですね。

次はどんなシロップを作ろうか、おうち時間の楽しみはまだまだ開拓中です♪




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