緑の地球を守るお手伝い!湘南海岸で間伐ボランティアをやってみる
- スノー
- 2023年2月8日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年4月19日

皆さん、ボランティアってどんなイメージですか。
被災地で困っている人の手助けをする奉仕活動から、スポーツ大会などの大きなイベントの手伝いなど、ひと口に言ってもさまざまなものがありますね。
今回は単純に面白そうっ、というノリで、11月の晴れた空の下、海岸林ボランティアに参加してきました。
健全な砂防林を守るには人の力が欠かせない
70回を迎える「湘南海岸林ボランティア」は、NPO法人地球緑化センターが全国5カ所で行う「山と緑の協力隊」というボランティア活動の一つです。
神奈川県の湘南海岸砂防林で、海岸林の整備(下草刈り・間伐・つる切り・植樹など)、苗床の草取りなどが主な作業となります。
参加者は、男性13人・女性5人の計18人で、大学生のグループや親子、友人同士や職場の仲間など、年齢やグループもさまざまです。
植林をする気満々だったのですが、なんとこの時季は伐採のみだそう。
秋から冬は木に水があまり溜まっていないので切りやすいからとのこと。
若干残念ではあったものの、気持ちを伐採へと切り替えます。

湘南の海と茅ヶ崎の街の間に広がる砂防林。この場所の一部を伐採しました
簡単な自己紹介の後、現地へ到着すると、木に赤いリボンが巻いてあります。
本日伐採するクロマツ20本で、参加者が18人なので、担当はおよそ一人1本。
直径15cmくらいで、こんな細いんだ、と若干なめてしまいました。
藤沢土木事務所の方がデモンストレーションを見せてくれましたが、ギコギコとスムーズにのこぎりを扱っており、みるみるうちに刃が入っていきます。
反対側からも切れ込みを入れて、あっという間に一丁上がり。
これは楽しそうだけれど、すぐに終わっちゃうな、と思いました。
初対面の人たちと力を合わせて切り倒す
ベテランボランティアの方をリーダーに、6人×3チームで順々に作業を進めます。
自分の番になり切り始めたものの、快調なのは最初だけ。
水分を含んでいるクロマツは、切るにしたがってヤニが染み出してきて、のこぎりの刃にベッタリとついて動きが重くなってきます。
力の入れ具合が片寄ると、いつの間にか切口がズレてしまいます。
反対側から切れ目を2カ所入れますが、なかなかうまく切れません。
ヤニでのこぎりも動かなくなってくるし、思ったより難しい。
急いでヤニ取りスプレーをかけて刃をきれいに拭います。
こんなことを数度繰り返してやっと切り倒すことができました。
伐採で一番重要なのは倒す方向とタイミングです。
周りの木を避け、人を巻き込まないように、声を掛け合いながら枝にかけた紐を引っ張り狙ったスペースに倒します。
「倒れるぞー」と叫ぶときは、脳内では巨木を倒しているイメージです。
切り倒した後は、枝をすべて落として、短くカットします。
全部を一カ所にまとめるのですが、これがひと苦労。
ずっしりと重く、水分侮れません。
切口からはヤニが染み出しているし、気を付けないと手や服がべたべたになってしまいます。運ぶのが一番大変だったかも。
社会に貢献するって気持ちいい!次は植林にチャレンジ
左/伐採後の砂防林エリアにて 上/貸し出されたヘルメットとのこぎり
乾燥した木材とは違って、生木を切るのがこれほど難しいとは思いませんでした。
植林をするという当初の希望とは少しずれましたが、間伐は自然と触れ合える楽しく貴重な経験でした。
一緒に参加した方も、「切った時の達成感が良かった」「今後この場所を通る時が楽しみ」「木を切ったり運んだりして楽しかった」など、皆さん楽しみながら作業をしていたようです。
私もまた参加して植林にも挑戦してみたいと思いました(ホントに!)。
次回3月は平塚で植林とのこと。興味のある方はぜひ参加してみてください。
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