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おすすめ小説・文芸 その6

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書店ガール3

著:碧野圭

書店を舞台にしたお仕事小説第3弾。今回は、東日本大震災がテーマ。辛い記憶を本に残すことには、後世に伝えるだけでなく、こんな意味もあるのか、と新しい発見がありました。様々な立場から描かれる震災に対する姿勢が心に残った一冊です。

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博士の愛した数式

著:小川洋子

記憶が80分しかもたない博士と家政婦、そしてその息子のぎこちないけど愛情があふれる日々。3人それぞれの相手を思いやる姿が素敵な作品です。

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古書カフェすみれ屋と悩める書店員

著:里見蘭

本×日常ミステリーのシリーズ第2弾。「脳の左側で描け」の本をきっかけに自分の個性を受け入れていく流れが見事だなと思いました。お気に入りは、結末が意外だった「ほろ酔い姉さんの初恋」。

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レインツリーの国

著:有川浩

聴覚にハンデをもった女性と健聴者の男性の恋物語。ふたりの間では理解しきれない部分があって喧嘩も多い。でも、喧嘩のシーンがなぜか嫌じゃなくて、言葉が丁寧ですごく考えさせられた。とても優しい物語。

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世界から猫が消えたなら

著:川村元気

余命わずかな僕が悪魔と「世界から何かを消す代わりに1日の命を得る」取引をする。時計を消した日の話がとくに好き。不自由さと引き換えに安心感を得ている、その通りだなぁ。生死の話ですが、思ったよりさらっと読める一冊です。

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鍵のかかった部屋

5つの密室

著:似鳥鶏 友井羊 彩瀬まる

芦沢央 島田荘司

糸を使った密室トリックというお題で5人の作家が書いた、トリックネタバレ状態で読む新感覚ミステリー。なぜ密室にする必要があったのか、に面白さが詰まってます。おすすめは「大祖母のこと」。

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